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2004年11月16日 (火)

サーヤさま ご婚約


 北日本新聞のウェブ版の、「料理や茶道知人に学び 紀宮さま、普通の家庭常に意識」というタイトルが目に飛び込んできた。他紙には見られない記事でこれを書いた記者さんの公平なやさしさが嬉しい。

 「紀宮さま(35)はここ数年、知人宅に通い、料理や茶道を学ばれていた。鳥類研究で出勤する際は手作りの弁当を持参。」
 本文を読みながら思わず微笑してしまう。女性の生き方としては母君美智子皇后の薫陶を受けられた現代キャリアウーマンの、ごく普通の生活感を庶民の私達は共感をもって肯くのだ。

 都庁勤務の黒田慶樹さん(39)とのご婚約内定。サラリーマンの妻となられる清子(さやこ)内親王は兄君の学友というご縁を選ばれたようだ。私達からみればなんでもない普通の感覚が、皇室ではいかに至難であるかを思わずにはいられない。

 「料理を学び始めたのは3年ほど前から。月に1回程度、野菜の皮むきに始まり、めん類、チャーハンなど、世間一般の食卓に当たり前に出てくる家庭料理の手ほどきを」受けられたようだ。

 父の日・母の日には手料理を振舞われたというのも、一般庶民とおなじだ。これまでの皇室伝統の困難をたいへんなご努力で改革されたご両親陛下の賜物と私は拝するのである。

 国民は品格ある皇室をいただいていることを他国に対して誇りをもつことが出来る。しかしまた、皇室の方々の個人としてのお幸せを願うものでなければならない。自分たちが自由を享受しているのを感謝すると共に時代の推移をみることが求められる。

 拡大するイラク戦争、日本各地の台風被害、未曾有の新潟地震、この日記では私は書く気にならずそのままストップした状態であったが、今日は明るいニュースにやっとしたためることが出来た。

 画像は13日鷹が峰の光悦寺で撮った鐘楼である。慶びの鐘の音を紅葉が聴くといったところか。




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