伊勢神宮献茶式 神主さんの祝詞(のりと) を聞く
尾長鶏が散歩している内宮
神殿の静寂のなかで繰り広げられる献茶式。
神主さんの祝詞(のりと)は、関心のあるところだけ、はっきりと聞き取れました。
京に誉れ高き 裏千家 千 宗室第16世家元、。千 玄室大宗匠。
淡交会三重支部。愛知第一支部、、、、。
かしこみかしこみもうさく、、、。
檜造りの神殿の前に、榊の大きい木が左右に二本。中央に丸三宝が数個置かれ、お米と塩、海の幸、山の幸、でしょうか。それぞれお供えされているように拝しました。
最前列に、別の台が置かれ、二つの丸三宝。ここに坐忘斎家元による献茶の濃茶、薄茶二碗が点てられて、しずしずと運ばれ、置かれるのでした。
最初から最後まで、前列2列目に坐っていた私はつぶさに拝見させていただきました。
お家元の心こもる点前は流れるように、清浄な時間に溶け込んでいました。それをじっと見守られいる奥様のおすがたも印象的でございました。
伊勢神宮の内宮をあるき、友人とともに私は今日庵席に参りました。
五十鈴川をつたう路もあります。
今日庵席。
大広間の床には、又玄斎一燈(ゆうげんさいいっとう)の一行。
山呼万歳声
伊勢神宮の5月のさわやかな山並み、遷宮のための御木曳の行事にあたり、歓喜の声がひびき渡るこの時を、茶席はしっとりとした道具組で親しみやすく表現されておりました。
花入 玄々斎 竹一重切。銘 やなくい。
胡くい(やなくい)
箱型の矢を納める武具。長さ60センチほどのもので、矢を4本入れて背に入れて背負う。実戦と違って、矢尻を上にして納めている。これは平和を表しているからだというようです。
花 姫大山蓮 ふくらんだ純白の蕾一輪、清楚でした。
点前はSはせ業躰。 半東、I藤業躰。
若手のこれから益々伸びてゆかれる方々ですね。
お家元のご名代としてここに出ておられる訳ですから、大変なお役と思います
うるさい客がいると思われるでしょうが、学校でも生徒との双方向性というわれる時代に入っているのですね。
家元席はなんといっても特別な席です。遠隔地から伊勢へ参るのを楽しみにしている者の学びの気持ちを、申し上げてみました。
ともかく、和気あいあいとしたおもてなし、有難うございました。
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一昨年アップしたお伊勢参りはこちらです。
伊勢神宮 おかげ通り
伊勢まいり 五十鈴川
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近鉄特急に乗って帰る車中で、組織の内情について聞くことがありました。友人は選挙で選ばれた幹事長であったことから情報公開を志し実践したようでした。組織の難しさを聞かされた思いです。
お家元の誠実なお心を汲み、同門の人々の指導者として恥じない会計管理をしてほしいと願うばかりでございます。
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