生涯ひとりだけの妻と添い遂げた漱石の節操
今日、インターネット新聞のトップページ記事の一つに掲載されたのが、
コラム古都つれづれ 07/26 漱石が京都で買い求めた高価な半襟
こちらに書いたものに、新しく『虞美人草』の資料なども入れて加筆いたしました。
コラム古都つれづれ 07/26 漱石が京都で買い求めた高価な半襟
こちらに書いたものに、新しく『虞美人草』の資料なども入れて加筆いたしました。

先ほど、えり善の部長さんからお電話をいただきました。
私は、現在刺繍入りの半襟を扱っていらっしゃるかとお聞きしましたら、次のようにお答えが返ってまいりました。
「せんだって、お嬢さん用にと親御さまから特注がありました時は、手縫いの刺繍入りの半襟が30万円でございました。ただ、あまり値が張りますので大抵はミシン刺繍にする場合が多いのでございます」
そうでしたか。やはり…。
ところで、漱石は奥さんだけでなくお嬢さんにも買ったということが考えられるのです。
「じつは、明治4t5年から大正にかけて売れ残った半襟が150点ばかり保存しております。当時、残った品の値段ですが、一枚5円が最高のようです。」
なるほど、では、漱石が買ったのは半襟2・3枚と帯揚げだったのかもしれませんね。
まあ、勝手な推測をしてしまいました。
漱石先生、かんにんしておくれやす~~。
☆皆さまにお願い!!!
記事の最後にある、「この記事が気に入ったらクリック!」に、ぜひ応援のクリックを!
原稿は無料で書いていますがクリック次第でいいことがあるようです(笑)。
◇更紗の唐紙、 『漱石山房の秋と冬』の中で漱石自身が絵にしています。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
>ブランド品で飾ることよりずっと素敵です。
そういわれればそうですねえ。羽織裏とか見えない処に凝ったのが昔の日本人の美意識だったようです。今のブランドなど物より遥かに奥が深いと思いますね。
またまた、ぞうべさんから貴重な証言と証拠資料が!!
こちらもいずれ記事に使わせていただきます。本当に有難うございました。今日の記事にも何かご感想を聞かせてくださいませ。
投稿: tsubaki wabisuke | 2007年7月30日 (月) 21時44分
高価といえば。
一枚の領収書兼品質保証書が手元にあります。品物は18金製白金変り朝顔爪ダイヤの指輪。価格は86円。(86万ではないと思います)
価格 金八拾六円也
比代金正ニ領収候也 右之品堅ク保証仕候間萬一品質相違え庶有之候ハバ 後日ト雖モ他品トノ御交換モ或ハ売価ニテ物品買戻シモ御望ニ任セ申候也
大正一年十一月六日
時計及宝石類 貴金属美術品
京都市四條御旅町南側 合名会社 家邊徳 四条支店
電話 中四○九番
本店 同市三條通冨小路東入
長電話 上四五一番
小枝 様
参銭の収入印紙が貼ってあります。でも残念ながら我が家のものではありません。これは私が我楽多類が好きなので知人からもらった品物のなかに入っていたものなのです。家邊徳さんは老舗で今もお店をかまえておられます。
それにしても小枝様って誰?。
投稿: ぞうべ | 2007年7月28日 (土) 11時46分
高価な半襟…どのようなものかしらって思いました。
わたしには用がないものですが。
昔の人ってお洒落ですね。
ブランド品で飾ることよりずっと素敵です。
ポチッとクリックしてきました(^^)v。
投稿: 宗恵 | 2007年7月27日 (金) 18時15分