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2008年1月16日 (水)

神坂雪佳の光琳風つばき

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京友禅はいま難しい時代にさしかかっています。人々の和装離れと価格の高騰が悪循環のようになり、京都の町を歩くきもの姿の人々が少なくなりました。けれども、神坂雪佳の名は画家・工芸・デザインと明治から昭和にかけて京都の華ともいうべく大きい足跡を残しました。タカシマヤで昨年の二月、上品(じょうぼん)会の招待展示に寄せて貰いました時、雪佳さんの原画をもとに作られた訪問着に魅了されてしまいました。カメラにおさめた画像がございますので、三枚とも大きいサイズのまま、アップいたしましょう。クリックしてご覧くださると拡大いたします。光琳風のつばきと梅が描かれているのがお目に入るでしょう。

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神坂雪佳、本名は神坂吉隆(1866~1942)、京都で出生。

2001年には、エルメス社が発行したカタログの表紙を飾り巻頭記事となるなど、日本の画家として気を吐いています。京都・琳派の伝統に基づきながらアールヌーボーに通じるモダンな作風、いまや世界で注目をあびている多彩な人物なのです。画家、図案家としては和装のデザイン、漆器など工芸の意匠。教育者としても京都市立美術工芸学校の教師を勤め人材の育成に寄与しました。また、光悦会の創立にも関わったと聞けば、茶道美術にも当然造詣が深かったことが理解できるのです。

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いかがでございましたか。

こうした着物をお召しになってご覧になるのも…なんて無責任なことを言ってみましょう。

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コメント

わびすけさま 素敵なお品を目に会わせて下さってありがとうございます!
今、ワタシにとって雪佳はすごくタイムリーなのです。以前から興味があったのですが、12月に京都に日帰り観劇しました折、細見美術館で雪佳展を観ることができました。手元に置いて眺められるものでもないので手摺の木版で「海路」という図案のハガキを求め、額にいれて並べて毎日ながめつすがめつして満足しているのでございます。
余談ですが、細見で『春日神鹿御正体』の実物とも会うことができ、れいの役者さんが奈良のドラマに出演しているものですから奈良もいっそう行きたくなっております。

投稿: あきら | 2008年1月18日 (金) 16時03分

綺麗なもの、特に身につけるものを見ることは、
たとえそれが手が届かないものとわかっていても、心が躍る至福の時間ですね。
エルメスの表紙や有名なお道具類に見られる雪佳とちょっと違って、
お着物は正統派でオーソドックスな美しさでしょうか?
ちょっと手にとって、絹の感触を味わってみたくなりました。

投稿: ハレのはは | 2008年1月17日 (木) 08時20分

なんとも言えない深い色合いですね。手触りが伝わってくるようです。
最近では着物を着ることも少なく、美術品として眺めるかあるいは箪笥にしまったままにしておくかの状況です。
父の実家が小さな呉服屋でしたので、畳に正座し反物をくるくると巻く亡き祖父の手元ばかりが思い出されます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

投稿: まー | 2008年1月17日 (木) 00時50分

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