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2008年6月 5日 (木)

漱石が一夏をすごした鎌倉の家から早稲田まで

明治三十年の夏、と文献上ではなっていますが、漱石が鏡子夫人の流産の後を心配して鎌倉で静養をした頃のことです。夫人の静養する家と漱石の居た家は別にあり、私はマックレインさんとご一緒にその場所を訪ねました。

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漱石を敬仰してやまないある出版社のオーナーが漱石の令孫・マックレイン陽子先生をご招待され、私も同伴の光栄にあずかりました。漱石が通っていた朝日新聞社に程近い場所に 老舗の料亭があり、外国からの客にここで振舞って喜ばれているというお話でした。出版業界は厳しい冬の時期ですがこのように心からお招き下さるきっぷのいい社長さんにはただ 感謝あるのみ。京都漱石の會の式典にもご参加いただいた会員のお方なのです。

早稲田大学の原田教授の教室でマックレイン陽子先生の講演を学生さんに交じって聴講し、その後教員用学食で会食をいたしました。記念写真は女子学性のお一人がパチリ…、う~ん、ちょっとピンボケなのかアラがみえなくて結構でした。

講演はアメリカで「老」の言葉は社会が使わないようにして高齢者を大切に守っている、それに比べ日本では先ず年齢を尋ねマスメデアも年令を明記する。人間は「年齢(とし)だ、年齢(とし)だと言われ続けられれば、自分はもう老人なんだからとすべてを諦めてしまう。老人病、老人ホーム、老眼、など英語には全くありません」

私は日本では「敬老」の精神は建前でありながら、実際には老を差別し軽んじている風潮を見ないわけにはいかないように思います。陽子さんを間近に接してみますと「老」の片燐もなく年輪から来る知恵を感じます。この講演は漱石がテーマに日米の相違点を率直に語られたところ、印象深く楽しいお話でした。

それから、たまにはリッチなホテルで過ごすのも、わるかぁ~ありませぬ。庶民の束の間の楽しみといえましょうか(これって私の場合ですが)。早稲田大学と大隈公園を眼下にみはるかすとてもいい眺めで した。ワセダ熊ちゃんも可愛いキャラクターでした。

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コメント

みなさま
老いの問題は関心をもたれていることで先ず書いてよかったと思いました。老人国日本の現状は「尊厳」が保たれているかという切実な問いかけがなおざりになっているようです。政治がこうした老人介護の施設を衆人の目の見える処で造り、家族も安心して見舞うことのできる環境が最も望まれることです。

長寿のお年寄りには家族の献身的なお世話があり、その反面犠牲を強いられている現実がございます。最近は若い世代が核家族の慣習で東洋のよき伝統であった「老」を敬う心を習わなくなったと聞きます。年配の世代でも姨捨の昔のままに老人へ厳しい対応をする日本人も増えています。

元人事院総裁のU氏は20年間実娘といっしょに認知症の母堂を介護され、その体験から是非よき病院と介護施設の建設をと声を挙げられておりました。この写真の中にいらっしゃる90歳のお方です。
老人問題こそわか国に急務のあるべき行政です。保健制度があるから日本は恵まれていると楽観できるでしょうか。その実、貧しい老人医療と介護でおいしい目に逢っている人々がニュースでクローズアップされていますね。

マックレインさんは長年自分の身は自分が守らなければと、毎日体操と70回の縄跳び、歩くこと。コーヒーやお茶を飲まず飲料は水のみ。基本的にはベジタリアンです。毎日、ビタミン、カルシュウム、アスピリンを各1錠づつ飲んでおられます。大正13年の鼠年でとにかくお元気です。私などついてはいけなくてネを上げるくらいです。

私は老人には社会の尊敬の目があることが長寿の秘訣だと思います。他人が「お爺さん」「お婆さん」と呼びかけるのもいかがなものかと思います。

投稿: 椿わびすけ | 2008年6月20日 (金) 21時34分

マックレイン先生と素敵な時間を過ごされたのですね。
先日、ゆかりのある長岡市でマックレイン先生の講演会があったことを新聞で知りました。拝聴できなかったこと悔やまれます。
出版社のオーナーの方と先の例会で都をどりをご一緒させていただきました。楽しいひとときでした。

最近知り合いのご高齢の方が2人もホームに入所されました。義父・義母が面会に行き「あんなところは入るもんじゃない。」と言っていたのがズシンと心に響きました。これからの高齢化社会をどう生きるか…真剣に考えなくては…。

投稿: 宗恵 | 2008年6月18日 (水) 12時47分

私にとって「老い」とは、もっとはっきり言ってしまえば「いかに死ぬか」とは、あまりにも日常的で、現実で、差し迫った問題なので、あえて頭から追い出す努力をしながら暮らしているような気がします。

長寿が本当に老人の幸せに、もっと言えば社会全体の幸せに
繋げることのできる社会・・・
現実はなかなか厳しいものです。

「素的に可愛いおばあちゃんになりたい」と「ゆめみるゆめこさん」だった昔にかえりたい。

ああ・・言っちゃった・・

投稿: ハレのはは | 2008年6月13日 (金) 09時20分

書き忘れました。アメリカは、皆保険加入制度は、社会主義的だと言うことで、国民健康保険は皆にありません。病院内に老人が集うというような光景もアメリカにはありません。
長生きできない仕組みになってます。

 先進国の中で、唯一国が運営する国民皆保険制度がないのはアメリカで、国民の多くは民間の保険会社に加入するしかなく、6人に1人が無保険で、毎年1.8万人が治療を受けられずに死んでいきます。これでは歳をとれません。

投稿: 一ふあん | 2008年6月11日 (水) 18時55分

「老い」の事について少し考えてみました。言葉に表して「老」をいつも身近に感ずるのと、言葉にも表さないで、無い事にする文化とどちらがどうでしょう。
私は日本人ですから、アメリカ型の老人になりたいとは思いません。日本にはいい言葉があります。一線を外れると「隠居」になり、アルツハイマーだとかぼけに対しては、「もうろく」という言葉があります。優しい国柄だと思います。その証拠に世界一の例がないくらいの長寿国です。アメリカはエバーグリーンの国です。日本は老大国です。
世界一だと思っています。老を老と隠さず、それ以上でも以下でもなくやって行けて、年寄りに優しい国が日本だと思います。そうでないと老人はすぐ死にます。アメリカの真似がいいとは思いません。長寿国アメリカとなった時、初めて老人が住みやすい国だと思えると思いますが、今の所日本以外にそういう所は思い当たりません。日本に生まれて良かったと思っております。

投稿: 一ふあん | 2008年6月11日 (水) 18時32分

ハレのはは様
ピンクは紺色と共に日本人女性に最もよく似合うカラーだと以前パリの著名な男性デザイナーが話していました。そうかもしれません。最近は国内でも年齢に無関係に当人にふさわしい装いをされる方々をよく見かけます。ただ、「年をとった値打ち」もあってほしいですよね。お道具がそうであるように(笑)。

投稿: tsubakiwabisuke | 2008年6月10日 (火) 22時37分

たん様
おからだの調子がよければ講演会などにも行かれるといいですね。その内きっと実現されると思います。早稲田の方々に新聞記者が多いのを自由な気風があるからと話し合ったこともございます。若い女性は輝いています。

投稿: tsubakiwabisuke | 2008年6月10日 (火) 22時29分

ピンクのスーツ姿のマックレイン先生、本当に若々しくて素敵でいらっしゃいますね。
白髪の殿方のネクタイは、もしかしてミッキーマウスの柄のように見えるのですが。
素敵にお年を重ねておられる先達の方々のお姿、格好いいの一言でございます。
紫のお着物のご麗人は、老人問題にはまだまだ程遠いようでございますが・・・

投稿: ハレのはは | 2008年6月 5日 (木) 22時31分

母校でこのような催しがあったことを大変うれしく思います。しばらくは静養しながら、散歩をしたいと考えていますのでわびすけさまの日記を参考にさせていただきながら近くの漱石ゆかりの地をまわってみたいな、と思っています。いつも素敵なブログをありがとうございます!

投稿: たん | 2008年6月 5日 (木) 21時25分

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