年齢に関係なしとやさしく言ってくださいますか
なんとまあ、和服のモデルさんが急に都合悪しく撮影をキャンセルされたと、写真家の関健一さんのお電話の声が!
じつは京都の若い女性をおひとりご紹介したのは私でした。そうした手前、東京から入洛された関さんにキャンセルは申し訳なく、なんとか恰好がつかないかと思いあぐねたのでした。
年齢には関係なく、と言ってくださるお言葉に勇気をもらった私は、思い切って「それでは私でよろしければ…」と申し上げました。関健一先生とは干支が一回り離れています。もちろんこちらが年長です。
関先生は3年前、食道のあたりに癌がみつかって大変な日々を過ごされましたが、すばらしい精神力を持って回復されお仕事に励んでいらっしゃいます。久々に京都でお会いするひとときを大切にと、私は和服に着かえて2時間あまりご一緒させて頂きました。
関健一写真のページに今日アップされたようです。ここにリンクさせて頂きましょう。
和服姿の若い女性はお一人おひとりおきれいです。よくこれだけの方々を撮影なさって、日本の風景と女性のもつやさしさ、可憐さを見事に表現されてきたことと感銘を禁じえません。
東京大学卒のインテリである関さんの教養と人生観が撮影の背後に生きているのは、美術が知性に裏付けされる証ともいえましょう。ただ、そのモデルの中に新たに加わったわたくしめの、恥ずかしさ…。
拙著の書評を取り入れてくださったご厚情に、なんとお礼を申し上げればいいかわかりません。ほんとうに感謝いたしております。
ブログの更新がずいぶん長い間なく、いい加減なことと我ながら恥じ入っているところでした。有難うございました。
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